訪問薬剤管理指導・居宅療養管理指導について
初夏になり気温の上昇に伴い体調の変化に気を付けてください!
さて今回は薬剤師による訪問薬剤管理指導・居宅療養管理指導について御説明をしたいと思います。
高齢化が進み、自宅や施設で療養生活を送る高齢者が増えている昨今。
在宅での医薬品に関する問題を解決する「在宅薬剤師」の活躍が期待されています!
薬剤師による在宅訪問サービスとは
・医療保険では、在宅患者訪問薬剤管理指導
・介護保険では、居宅療養管理指導と言います。
そしてこれらの在宅サービスを提供する薬剤師は、通称 在宅薬剤師・訪問薬剤師と呼ばれています。
自宅や施設での療養生活を送る人は、薬に関する問題が発生しやすい状況に置かれています。
例えば・・・
飲み忘れや飲みすぎなどの適切な服用ができない、独居や要介護などで薬の受け取りが難しい、複数の医療機関を受診することにより多剤・重複処方がされているといった問題です。
薬剤師が訪問することでこういった問題に対応することができ、結果的に利用者のクオリテイオブライフや治療効果の向上に繋がります。
また別の観点では、薬剤師による在宅訪問サービスは医療費の抑制にも大きな効果があると言われています。
日本薬剤師会の調査によると、飲み忘れや重複処方などによって無駄になっている薬剤費は年間475億円にも上ると推計されています。
在宅訪問サービスを受けることにより無駄になった薬剤費の約9割が改善されたという報告があり金額にすると424億円になります。
訪問看護にて薬剤セットなどをしているステーションが多いですが、薬の管理は国家試験で定めるところの薬剤師の資格が必要となります。
また医師に対しての、薬に対する助言も薬剤師によるものが、より具体的であり、尚且つ医師も看護師の報告よりも薬剤師の意見・報告を重視します。
推定で年間の介護保険に使う金額は5200億円であり、高齢化社会になればなるほどこの金額は上がっていきます。
訪問看護師は自己の責任感にて薬のセットなどをしていますが、法的あるいは社会保険の活用としては全くな間違いであり、専門の国家資格を有する薬剤師が管理をするのが当然です。
このような社会的問題を解決するためにもノア訪問看護リハビリステーションに御相談をして頂けれは対応いたします!