訪問看護ステーションの現状
梅雨の季節になりました。
気温も上昇してきますので、脱水には注意し水分補給をまめにおこなってください。
今回は訪問看護ステーションの現状を伝えたいと思います。
名古屋の訪問看護ステーションについて
現在、名古屋市には訪問看護ステーションが160以上あるといわれています。
75歳以上の後期高齢者の数が名古屋市においては約223100人です。名古屋市の人口が約2353000人なので人口の10分の1の割合です。
ステーションの数で後期高齢者だけを割り算すると、一事業所あたり1300人以上の対象者がいることがうかがい知れます。
もちろん75歳以上であっても、健康で身体に異常をきたしていない方は、訪問看護の必要性がないため良いのですが、老年人口は増えるばかりで減ることはないです。
名古屋市の訪問看護ステーションの一事業所の平均利用者数は37人であり、1300人から考えるとけた違いに対象者が多いことはわかります。
訪問看護の看護師について
行政各種も当然この数は把握していると思いますが、看護師の数が間に合わない状態です。
皆さんも、看護師は女性が多いということは普段から感じていると思われますが、女性の2人に1人は50歳以上です。
単純に今後、看護師を目指して、その職につく人数も確実に減るわけです。
上記で示した通り、今現在圧倒的に後期高齢者の数が多いため、一人の看護師が訪問看護で受け持ちをする人数が1日7人が限界とすると週5日働いて35人が限界であり、今後の訪問看護を必要とする対象者に対して、すべてにおいて看護ができなくなる状態が発生しだします。
2025年には団塊の世代が後期高齢者に
2025年には、団塊の世代が後期高齢者になり、老人人口はさらに増えます。
今現在、訪問看護を利用している方は引き続き看護を受けることができますが、今後新たに訪問看護に入ってとの依頼があっても受け皿がなくなってしまう可能性が確実にあります。
少しでも気になる方は、早い時点で訪問看護を導入するのが先決だと思います。
ノア訪問看護リハビリステーションでは、介護支援居宅事業所も併設していますので、少しでも不安があれば、まず相談をして頂くと良いと存じます。
何かあればいつでも気軽に御相談をしてください。